ここ数年、社内でValueを創る機会に参加することが多くなり、それにあたってどのような思考・手順を踏んでいくと良さそうなのかがちょっとずつ見えてきたので、走り書き程度に書きなぐってみる。
Valueは、基本的にコアメンバーの考えが色濃く反映される
まずはValueを一緒に考えるべきコアメンバーだが、会社全体のValueの場合は経営陣だけとは限らず社員もOK。
たとえば会社が創業したての頃からミッションドリブンで飛び込んできた人とか、あるいは後からjoinした社員でも、会社として大切にしている価値観を色濃く実践できているのであればコアメンバーとしてValueを一緒に考えていく必要があると感じている。
また、チームのValueであればそのチームの社員メンバーが参加するのがベター。
基本は合宿でValueを生み出す
創業から数年以内の場合、どうしても目の前の業務に忙殺されがちだ。そのため、価値観を言葉にする仕事は基本的に
普段の業務をしない前提の合宿方式でやる
のが最も効率が良いと思う。また、仕事時とは違う思考を使う必要があるので、環境を変えて合宿できるのが理想的。
まずは全員で相互理解を深める
お互いの背景や想いを知ることで共通性や異質性を認識しつつ、発言しづらい空気感も無くすことができる。アイスブレイク的な意味合いも込めて、自分のことと相手のことをお互いに深く知り合う時間を絶対に設けること。
全員で会社に関するあらゆるキーワードを、沢山アウトプットする
グループワークを活用し、
「うちの会社って◯◯だよね〜」
とか
「□□を大事している人多いよね〜」
いった感じで◯◯や□□といったキーワードを、付箋等を活用して沢山洗い出す。有志で書記をする人がGoogleドキュメントに書いていくのもOK。
また、アイスブレイクする中でも既にキーワードがアウトプットされている可能性は高いので、その時点から収集しておけるとGood。
類似したキーワードをグルーピングする
グルーピングすることで、価値観が明確になる。類似キーワードはそのままValueの言葉に用いられうる候補となっていく。
また、価値観をじっくり眺めてお互いに意見を出す等し、時間をかけて理解することも結構大事。
会社のMission/Visionと照らし合わせてみる
なぜこんなキーワードが出てきたんだろう?
と考える時間も取りたい。その際に参照すると良いのは会社のMission/Vision。
ああなるほど、会社としてこういう世界観を目指そうとしているから、僕らはこういうキーワードを大切にしているんだね
という話ができると、社員が会社の方向性を理解する貴重な時間にすることもできて尚良し。
グルーピングをカテゴライズし、付箋の数が多く集まったものが最終的にValue足り得る候補となる
ここまでできれば、あとはカテゴライズされたものの中の上位5つ程度を抽出し、Valueを創り出す。Valueに組み込む言葉は
- 誰もが覚えやすいこと
- 社内で実際にそのValueを発しているシーンが思い浮かぶこと
という基準で考えると決めやすい。
Valueの最終決定者について
カテゴライズまでできていれば、最終的にValueに組み込む言葉を選定する人は経営陣でも良いと思う。事前に意思決定者を明確にしておけば合宿のゴールを定めやすい。
以上、ざっと書きなぐり。