平日仕事してて、
「昼から夜にかけて長時間集中力を持続させるのって大変だなぁ。どうしたもんかね…」
って思うことが最近多くなった。
朝3時間くらい仕事をした後にお昼休憩が12時~13時だったとして、その後13時から夜まで休憩挟まず仕事するのって、実際のところ結構大変。
そこで、僕が現在仕事しているユアマイスター株式会社開発チームでは16時になったら
「強制的にコーヒータイムを設ける」
という制度を勝手に作り、実践してみている。今回はその制度を作るにあたり、チームを巻き込んでコーヒータイムを設けた経緯と工夫、そして実践したことによって得られた効果を簡単に紹介する。
コーヒータイム開催時間を16時にした工夫
まず個人的な経験として、
人の1回あたりの集中力は長くても3時間が限界
だと感じている。小中高の授業は1授業あたり約45分、大学の講義1コマは約90分区切りでやってるくらいなので、昼から夜にかけて6時間ぶっ通しで仕事するのはナンセンス。
そのことを考慮し、朝・昼・夕方でそれぞれ約3時間ずつ集中できればGoodだろうという発想になった。具体的には
- 【朝】9:00~12:00の3時間
- 【昼】13:00~16:00の3時間
- 【夕方】16:00~18:00の2時間
という目安だ。
そう考えると、16時頃にコーヒータイムを設けるのが適切だと判断したわけだ。
せっかくなら皆でコーヒー飲めるようにしよう
自分だけコーヒータイムを設けても良いのだけど、
「どうせ効果があるのなら自分だけでやらず、周囲を巻き込んでやってみよう」
と思ったのがきっかけだ。
そこで、まず最初にこのアイデアを弊社開発責任者の@inase17000に話したところ、快諾。しかもなんと、自宅からコーヒーミルを持ってきていただくという展開に。
正直なところ、コーヒーの粉買ってきてコーヒー淹れるつもりでいたので、まさかミルが出てくるとは思わなかった。っていうか、ミルを使うのも初めてだったので
「これ使ったことないんだけど、どうやって豆を挽くんだっけ…?」
から始まるという初心者っぷりだった(笑)。
【参考情報】
コーヒー豆はデカフェを選択
なぜデカフェなのかというと、
「カフェインはちょっと苦手で…」
という人も少なからずいたからだ。そうだよね〜、そこ考慮しなきゃ皆を巻き込めないよなと。ということで、僕のデカフェ探しの旅が始まった。
最初はAmazonで探してみたが、意外なことに粉でデカフェはヒットするのだが、豆でデカフェってなかなか見つからなかった。ようやく見つけても、次は値段との勝負。いろいろ模索して選んだのはこの商品:
このデカフェ豆は結構良かった。味も苦くなくて酸味も少ないベーシックな味わい。
コーヒーは人によって味わいに好みがあるのだけど、みんなで飲むという観点からベーシックな味のものが欲しかったのだ。こちらのデカフェ豆はそういう意味でもバッチグー。
他には、スタバのデカフェ豆も試してみた。
これ、ネットだとAmazonや楽天で買えなくて、スタバのサイトから買うか、もしくはスタバに直接出向いて店員さんに
「デカフェの豆取り扱ってますか?」
って聞いて購入するスタイル。この豆もベーシックな味わいで、社内でも好評。
【参考情報】
コーヒー生産ラインの工夫
実は@inase17000からミルと一緒に、コーヒーバネットも持参していただいたのだった。
このバネちっくなやつ、コーヒーバネットと呼ぶらしい。キャンプ等屋外でコーヒーを楽しむ人向けのアイテム。携帯することを意識した作りになっているので、マグカップにセットしようとすると若干不安定さがある。いろいろ学び。
ただ、これ1つだと短い休憩時間の間にコーヒー豆を挽いてお湯沸かしてチーム全員のコーヒーを淹れるのは至難の業だったので、生産ラインを増設することに。選んだのはこちら:
メリタのコーヒードリッパーを2個追加購入。使いやすく、透明なのでマグカップに今どれくらいコーヒー注がれているかが分かりやすいのと、値段がお手頃だったのでチョイス。これで、一度に生産できるコーヒーが3つになった。
あれよあれよという間に、チームでコーヒータイムができる準備が整ったのだった。
【参考情報】
実際やってみて現れた効果4選
実際コーヒータイムを設けてみた結果を4つ報告。
1. 豆を挽く作業で集中力が戻ってきた
ミルで豆を挽いていると、なぜか集中力が戻ってくることが分かった。頭使って仕事することが多いので、あえて単純作業をすることで逆に集中力を高められるっぽい。面白い気付き。
2. 夕方以降も集中力が持続できるようになった
当初の意図通り、夕方の集中力も持続できるようになった。コーヒータイムを設定する前まではいつも夕方頃に仕事が煮詰まってしまい、あまり効率良くないなーと思っていたのが、最近はめっきりそんなことが無くなった。素晴らしい。
3. コーヒータイム中に、チーム内で仕事の相談をするようになってきた
開発チーム内で
「◯◯の機能を実装してみているんですど、こんな風にしたいと思ってて…」
「なるほど、ならば□□をやってみたらどうですか?」
的な会話が生まれるようになってきた。いいよ、そういうの非常に良いよ!
4. 皆から喜ばれるようになった
実際の風景はこんな感じ:
#突撃となりのマイスター 始めました👏#ユアマイスター の社内の様子を日々動画でお送りします!
今日はエンジニアチームの「コーヒータイム」をお届け☕️
毎日16時に気分転換の時間として、ストレッチタイムタイムが行われていたのですが、いつの間にかコーヒータイムに変わってましたw pic.twitter.com/HDQDDkONf8— ユアマイスター株式会社 (@yms_saiyou) March 4, 2020
弊社の人事が「突撃となりのマイスター」という企画で実際の動画を撮ってくれた(^^) 何よりもみんなでこういう時間を過ごせるようになったのが一番嬉しかったかも。個々人の日報でも喜びの声を聞くことができたし、社長も「豆、会社で買うよ!」って言ってくれたのでいろいろありがたや。
16時コーヒータイムのNext Step
今のところコーヒータイム導入はうまくいっている。次のステップはコーヒータイムを活用して、
自チームだけでなく他チームを巻き込んで仕事の相談を受けられる時間にしたい
と思っている。開発チームだけでコーヒータイムをやっていると、周囲から「開発チームは今休憩中だから相談できなさそうだな…」って思われるので、それを無くしたいのだ。コーヒータイムの模索は続くが、こういう文化は今後も大切にしていきたい。