[読了] STAFF ENGNEER マネジメントを超えるリーダーシップ
2025/01/16
masyus
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この本を知ったきっかけ
現職のVPoEと1on1した際に推薦していただきました。丁度私自身がスタッフエンジニアのような動きを始めたタイミングでしたのと、自身の今後のキャリアをどうすべきかについて迷っていた頃合いでもあったため、早速読んでみました。
この本を読むことで得たい・期待したいこと
私の中では下記2点を期待しました。
- エンジニアとして一定程度のキャリアを積んだ後、どんなキャリアパスがあるのかが知りたい
- 今までエンジニアのキャリアパスといえばテックリード → CTO、もしくはエンジニアリングマネージャー → VPoEのようなイメージだったが、他にも選択肢がありうるのかが知りたい
実際に読んでみて
本の読みやすさ
- 翻訳本ですが、独特な言い回しもなく読みやすかったです
- 技術書籍ではないため専門用語も比較的少なく、どのクラスのエンジニアでも読める内容だと思います
期待値との差分
完全に期待通りでした。特に下記を知ることができて大変満足しています:
- スタッフプラス(スタッフ → プリンシパル → ディスティングイッシュト)と呼ばれるキャリアラダーがあり、テックリードもその中に含まれること
- そのラダーを歩むために学ぶべきこと
- 実際にスタッフプラスとして活躍されている現職の方の実例
個人的な新たな気付き
プロモーションパケット(昇進申請に必要な文書) を上司と一緒に定期的に作り上げていくことの重要性について記載がありまして、これが目から鱗の内容でした。プロモーションパケットを作成すれば絶対に昇進できるという保証はないですが、たとえば上司が変わった時に今までの自身の取り組みを引き継ぎやすくなるという意味でも、作成しておくことが大事だと知りました。
この本を誰に勧めるか?
- 技術寄りの方向へキャリアを検討されているWebエンジニア(主にシニアエンジニアが対象)
感想
スタッフプラスを目指すシニアエンジニア向けの内容ではありますが、
- 「こういうロールモデルがあるんだ」
- 「こうやってスタッフプラスを目指せるのか」
を知れるという意味で、ジュニアエンジニアが読む価値も大いにあると思いました。
- 「第2章 スタッフとしての役割」
- 「第3章 スタッフプラスの肩書を得る」
に記載されている解説が大いに役立つと思います。
また、本の内容に「第5章 スタッフエンジニアのストーリー」という、実際にスタッフエンジニアとして活躍されている方々の実例紹介が列挙されている章があります。この第5章だけで本の半分を占めており、ここを見るだけでもなかなか有意義でした。