前回に続き、「エンジニアのためのマネジメントキャリアパス」第3章を読んで自分の琴線に触れた内容をもくもくとアウトプットしていく。今回の3章は内容が多いため、2回に分けて記事を書くうちの後半。ちなみに前回記事はこちら:
3.4 プロジェクト管理の実務
プロジェエクト管理実務では
まだまだ不確定な要素の多い状況に対処しつつ未知の要素を見きわめる努力を強いられるだけでなく、最善を尽くしても失敗や見落としと無縁ではいられないことをつくづく思い知らされる任務です。
と書かれていた。その任務を遂行していくためのノウハウがその後に羅列されていくわけだが、個人的には
2.細部の引っ掛かりや未知の要素にもくじけない
と書かれている点に同意。プロジェクトの初期段階で全てが明らかになることは殆どないので、仮説立てながら前に進むしかないという経験は何度かしてきた。仕事に完璧を求めすぎると精神衛生的に良くないとでも言うべきか。
3.5 決断の時ーー技術職を貫くか、管理職への道を選ぶか
技術職と管理職の理想像と現実がそれぞれ紹介されている。今回は引用箇所は特にないが、技術職も管理職もどちらも一喜一憂ありな内容だった。どちらを選択すべきかは、
両方とも経験してみて、その上で自分の特性に合わせて選ぶ
のが良いのだろうな。
3.6 すごい上司、ひどい上司ーープロセスの何たるかを心得ている上司と、プロセスツァー
上司はプロセスツァー(プロセスに異常にこだわる開発手法の信奉者)の対極に位置する人であるべし、なことが書かれている。
「プロセスは、チームのニーズや、チームが進めている作業のニーズを満たさなければならないという点を深く理解している管理者」
が該当するとのことだが、個人的には様々なプロセスにおいて「こういう時はこれを使おう!」を押し付けた経験がないので、あまりピンときてはいない。それでいいのかもしれない。
3.7 優秀なテックリードとは
以下の4要素が紹介されている。
- アーキテクチャを把握している
- チームプレイの大切さを心得ている
- 技術的な意思決定を主導する
- コミュニケーションの達人である
「2.技術的な意思決定を主導する」に関しては、チーム内で技術的な議論が活発に行われる状態を作ることが必要そうだと思った。ラフに話ができる場づくりが大事なのだろう。
「4.コミュニケーションの達人である」はなかなか難しそうだが、個人的には全くできてないということはないなと思った。これから強化するべきコミュニケーションとしては、経営者やステークホルダー向けに話す時だろう。社員向けにプロダクトや開発の話をする時は、短時間でどこまで分かりやすく話すかが鍵だと思った。
3.8 自己診断用の質問リスト
・今までのテックリードの中で最高だと思えるのは誰ですか。その判断の理由となった、その人の言動をいくつかあげてみてください。
うーむ、、僕の今までの経験的には@inase17000ではないかと思う(自分の上司ではあるが、別に忖度抜きで率直にそう思っている)。こればっかりは、実際一緒に仕事したことがある人じゃないとなかなか分からないものだね。
今回はこれで以上。次回は第4章に続く。